《Introduction》
皆さんは普段裸眼で生活していますか?
眼鏡もしくはコンタクトで生活していますか?
私は軽度の近視と乱視があり、今までソフトコンタクトレンズと眼鏡を併用していました。
ソフトコンタクトは毎月定額で定期的にレンズを送付してもらうタイプのレンズを使用していました。ただ、海外生活に入るとレンズの送付に必要な定期的な眼科受診が困難になります。そこで、今回海外留学するのを機に、近視矯正手術を試してみようと思い、適応検査を受けてきました。
結果から言うと、留学へ出発するまでに眼内レンズの調達が間に合わず、今回は近視矯正手術は見送ることになったのですが、その検査の過程で色々とわかったことがあったのでまとめておきます。
※近視矯正手術を検討する際に、Ken先生から手術適応や費用、合併症など色々教えていただきました。Ken先生のnote、近視矯正手術に関してすごく良くまとまっているので、手術を検討してるけどまだ眼科医院には行けてない、その前の下調べがしたいと考えている方にはすごくおすすめです。
https://note.mu/ken_anti_aging/n/n91a5f5c369c3
《Case report》
症例:30歳男性
HPI:15歳頃から近視症状が出現し眼鏡装用開始。徐々に近視が進行、22歳時には軽度の乱視も認め、レンズを変更。24歳からコンタクトレンズの併用を開始。28歳頃から長時間手術の際の目の乾き感が気になるように。30歳になって海外留学が決まり、心機一転、コンタクトと眼鏡の煩わしさから解放されたいと思い◯◯◯アイクリニックを受診した。
《近視矯正の方法》
眼鏡
コンタクトレンズ
SMILE
レーシック
フェイキックIOL
など、近視矯正には色々な方法があります。
その中でメリットとデメリットを考慮して自分の生活スタイルにあったものを選ぶという形になると思います。
《現在の眼の状態》
僕は−3.0D程度の近視と、−1.25D程度の乱視があります。加えて軽度〜中等度のドライアイがあり、ルーペをつけて10ー12時間程度の手術に入ると後半からだいぶ目が辛い状態になります。眼鏡にルーペをつけることもできるのですが、それはそれで視野も少し狭くなり、中々自分に合う方法が見つからず、困っていたところでした。
《近視矯正手術を検討した理由》
⑴友人、知人で近視矯正手術を受けた医師が増えてきて、経験談を聞いてみると意外と悪くないかもと思ったことがきっかけです。
⑵現在定期的に受診している眼科への受診が難しくなること。海外で定期的にコンタクトを買うサービスはあるものの、使用経験を調べてもあまり見つかりませんでした。
《何故レーシックではなかったのか》
フェイキックIOLだと自分の角膜や水晶体を残したまま度数に合わせて作ったレンズを入れる手術のため、万が一の時はレンズを外して元に戻すことができます。私の近視、乱視の程度だとIOLよりもむしろLASIKの方がお勧めですよと、担当の先生には説明していただきました。ただ、角膜を削ってしまいもう元にもどせないLASIKも、(頭では合併症も少ないし問題とわかってはいても)少し抵抗があり、IOLをお願いしようと思いました。
※お米の国の外科医は職業的にルーペをつけて長時間細かい作業をする必要があるので、ちょっと躊躇していましたが、もし僕が他の専門であれば、また将来専門家を変更したら躊躇なくLASIKに踏みきると思います。
《結局コンタクト&眼鏡のままになった理由》
Ken先生オススメのクリニックに伺い、適応検査、最終検査まで受けたのですが、発注する眼内レンズの納期が留学の出発までに間に合わず、当面はコンタクトと眼鏡の併用を続けることとなりました。
《Discussion》
経費
お米の国と東京の往復分交通費✖️2 40000円弱
新しいコンタクト&眼鏡の処方箋 1500円
(フェイキックIOLのための検査料は無料でした)
結構なお金と時間がかかり、しかも時間切れで手術受けれずという結果になりましたが、その分詳細な目の検査と手術説明が聞けたし、今度まとまった時間ができたらフェイキックIOLを検討しようと思います。眼鏡もコンタクトも、乱視の度数が合ってなかったのでそれに合わせた処方箋も書いて頂きました。眼科も歯科も定期的な検査と受診が大切なんだなぁと実感したお米の国の外科医でしたとさ。
《Take home message》
〜フェイキックIOLを検討中の方へ〜
最終検査を受けて、レンズを発注してから届くまでに1-2ヶ月かかります。手術を検討中の方は時間に余裕を持って受診予定を立てましょうね。
〜近視矯正手術興味あるけどよくわからんという方へ〜
とりあえずKen先生のNote読んでみてください。
https://note.mu/ken_anti_aging/n/n91a5f5c369c3

美容医療・歯科治療・近視矯正の判例と実務―医学的基礎知識から自由診療による被害への対応策
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ちなみに、ネットに氾濫する適当なクリニックでの受診はお勧めしません。
理由は上記の通り。トラブルが頻発しているから。
眼や肌、歯といった自分のQOLに深く関わる分野だからこそ、
専門医がオススメする医療機関への受信が望ましいと思います。