
昨日Uptodate の個人購読手続きをしました。
Uptodateは学生時代からちょっとした調べ物に使っていたのですが、研修病院や大学病院など、勤務先がUptodateと契約していて、勤務先のPC端末で使うことがほとんどでした。
今年になって、色んな病院に外勤でスポット勤務(主に当直)を行うようになり、
携帯端末でふとした時にUptodateを参照したいなと思う機会が増えてきました。
そこで、今回Uptodateを個人購読することにしたのですが…
高いですね、Uptodate。
研修医/フェロー用で 約500$/2年
ただ、業務の質に直接結びついてくる投資なので、思い切って買うことにしました。
救急外来で研修医〇〇御法度帳 とか、 〇〇レジデントマニュアル とか使ってる先生はよくいますよね? でも、自分の携帯端末でUptodateから情報もってくる先生、そんなにいないんじゃないでしょうか?(常識だったらすみません…僕の勉強不足でした。)差別化を図るならまず知識から。ということで、Uptodateの個人購入という自己投資をしてみましたというお話。使ってみての感想は追ってUpするということで。
そういえば、お金の使い方に関して、
R25 でZOZOTOWNの前澤社長がインタビューされていました。
要は、手持ちのお金は全部使って他の人間ができないような体験をしろと。
以下抜粋”少しずつお金をつかってもたいした体験はできなくて、自分自身は何も変わらない。それなら一気に使って面白い体験をしてみたら”
さすが前澤社長。言うことがかっこよすぎますね。
僕のような小市民には、有り金全部つっこむなんて怖くてできないので、ここはAll betじゃなくてもあまり他の医者がやってないようなお金の使い方をしよう ということに曲解させていただきました。
で、そういう大胆なお金の使い方ができるのもある程度の収入があるからだよねという話。本業+αの収入を持つことで、本業へ思い切った投資ができると思うんですよ。大学病院勤務医の収入なんてタカが知れています。20代後半~30代前半の若手は大学からの基本給が20-30万/月、30代後半~40代の助教-講師クラスでさえ50-60万/月 +アルバイトの収入です。奥さん、子供、高齢の両親と、扶養家族がいる中で。こんな状況で心に余裕をもって仕事環境に投資をできる勤務医の先生はそんなに多くないんではないでしょうか。
そこで、本業+αの収入が生きてくるんですよね。医師でれば専門書を買ったり、雑誌を購読したり、手術ビデオを買ったり。大きなところでは、収入ベースで勤務先を選ぶのではなく純粋に自分の興味を突き詰めるために、自分のスキルをあげるために勤務先を選ぶことができたり。とにかくお金の悩みから解放されることで本業にもたらされるメリットは計り知れないと思うんです。ま、誰も教えてくれなかったけど。そんなこと。
逆にお金に縛られてしまうと、本業の選択枝が一気に限られてくるんですよね。実家が裕福だったり奥様の実家が資産家だったりしない限り。貧すれば鈍するとはまさにこのこと。アカデミックな世界や、一流のナショナルセンターで働く医師というのは一概にあまり収入が多くないことが多いです。そんな不遇の時代をどう乗り越えるか。僕は副業+αという状態をキャリアの早目に確立することで、本業に全力コミットできるような環境を整えて勝負していきたいと思います。
何かのたとえに、1000㎞の道を走るのに、最初からマラソンで走り出す人と、3日で原付の免許をとって、後から追いかけるヒト。どちらが最終的に早いでしょうか?という話がありましたね。人生を長いマラソンに例えるなら、副業で経済基盤を整えることは最初の3日で原付の免許を取ることに相当するのではないでしょうか?
まその前にレースが終わったら意味がないので、自分が走るレースのゴールはどこなのか。そのための戦略をよく考えることが大事ですよね、というお話でした。
