外科医の日常ブログ:臨床留学:移植外科:USMLE:まとめ

日本生まれ日本育ちの外科医です。 移植外科医として2018年からアメリカ中西部に臨床留学中。 初期研修、後期研修、大学院は日本で経験しています。 USMLE、留学日記を中心に、関心のある医療トピック(移植外科、肥満外科、予防医学) 趣味の筋トレ、ダイエット、書評、アプリ紹介など 中心に情報発信していくブログです。

31歳 移植医外科医見習い 臨床留学中 自分の現在地について考える

2018年8月から、臨床フェローとして研修を始めて4ヶ月が経過しました。 元々移植外科医になることが目標で、臨床留学を目指していたわけですが、 新しい家族ができたり、自分のやりたいことを考えたり、 現実的な就職、給与のことを考えたり、 色々考えると…

術後誤嚥性肺炎周りの話題 Severe ARDSとECMO

外科の高侵襲な手術後の周術期管理において、問題となる合併症の一つに誤嚥性肺炎があります。特に大量の消化管内容液を誤嚥した場合の、化学性肺炎、ARDSが誤嚥直後から大きな問題になります。酸素化が不十分な場合は気管挿管した上で人工呼吸器管理が必要…

手術あれこれ 胆管編

www.okome-surgery.com www.okome-surgery.com 肝動脈、Piggyback-門脈ときたので、今日は胆管吻合についてまとめてみます。 肝移植の胆管吻合にはドナー肝臓の総胆管とレシピの総胆管を直接つなぐ、胆管-胆管吻合と、ドナー肝臓の総胆管をレシピの挙上空腸…

手術のあれこれ Put in編(Piggyback法-門脈吻合まで)

今日は肝臓をPut–Inする際の手順についてまとめてみます。 ドナーの肝臓をレシピエントの体内に入れ、下大静脈、門脈を吻合して肝臓への血流を再開させます。この間の時間は温疎血時間になり、組織障害が進んでReperfusion syndrome, Primary non-function, …

手術にまつわるあれこれ 肝移植 動脈吻合(成人)編

twitterにこんなご意見を頂いたので、これを機に当地の手術手技や肝移植手術の手順についてまとめてみることにしました。あくまでも当地でのお作法ですので、形成外科や血管外科の専門家の先生や他施設の先生からみると?な点も多いかもしれません。僕も最初…

マスク越しの英語、ほんま無理…

勤務開始した忙しさにかまけて、すっかり2カ月以上放置してしまいました。なかなかまとまった時間をとることができないので、日記みたいな形で細々と更新していこうと思います。 さて、留学生活もはや2カ月。主な仕事場はICUと手術室です。ICUでは肝移植直…

アメリカ留学徒然日記:臨床留学:day0

やっとインディアナ州の医師免許(といってもトレーニング用の一時的な許可 Postgraduate-permit) がおり、明日から正式にフェローシップを開始できることになりました。 回診のプレゼンにめちゃくちゃ緊張するなんて研修医以来の出来事に、不安を隠せません…