日本人の死生観とはなんだろう?
今朝ニュースを見ながらふとそんな感想を持ってしまった。
Trump to order overhaul of organ transplant and kidney dialysis systems - The Washington Post
— Daiki Soma (@HaKoSeMi) 2019年7月10日
大統領が直々に透析を減らして移植を増やす施策に言及。コスト的にも透析より移植の方が安価。移植にポジティブな雰囲気が形成されてるアメリカ社会が羨ましい。 https://t.co/nWjbHlN12y
トランプ政権、在宅透析と腎臓移植を促進へー10日に大統領令 https://t.co/eLbUWXRwAW via @business
— Daiki Soma (@HaKoSeMi) 2019年7月10日
クリニックでの人工透析から在宅透析へ移行させ、加えて腎移植を増やせるよう、生体・脳死ドナーの増加に取り組む施策をトランプ大統領が提言すると。
ここ米国では毎年臓器移植の件数が右肩上がり、それと比較するとどうしても日本のドナーの少なさが際立つ。
そして、なぜ日本で臓器移植が流行らないかという話題になった時に、必ず出てくるのがこの“日本人の死生観”というやつ。
いや、しかし、 死生観って何?
文化人や宗教家、大学の先生を交えて議論されるような死生観を我々一般人が日常どれほど意識しているというのだろう?
日本で臓器提供ドナーが不足することの言い訳にされる"死生観”果たしてその死生観とは一体何をさしているのか?
"臓器移植”、“ドナーになること”、“ドナーの家族になること”への無関心・無知。それによる“よくわからないもの”への拒否感。
案外、世に言う死生観の正体はそんなものではないか。
日常的に臓器移植のポジティブな情報発信が少なすぎることも、この無関心・無知を助長している一因だと思う。
テレビ、ラジオ、SNS、家族・友人の体験談、そういったものから移植のポジティブな面を取り上げて、移植医療がいかに劇的に生活を変えうる医療か、生体ドナーになることのリスク、脳死臓器提供でどれだけの命が助かるか、を発信していこう。
今米国で移植医療を学んでいて、日本にいない自分でもできることをやっていこう。
そんなことを思った朝でした。忘れない内に。