(1)就活を終えた感想 フェローシップと就活を終え、就活にあたって何が大切かと聞かれたら… ①信用の貯金を貯める ②コネクションを作る ③運が向いてくるのを待つ ことかなと。 (2)フェローの就活 2018年8月から米国のインディアナ大学で移植外科のことはフェ…
Warm phase Cruciate incision ligate and cut teres mobilize liver Cattell-Braasch maneuver, mobilize right colon, intestine, and duodenum from retroperitoneum Dissect and encircle distal part of abdominal aorta Dissect omentum from transver…
15ヶ月目 肝臓グループ 進捗: 腹部臓器摘出、バックベンチ、レシピ肝臓摘出、レシピ脈管吻合(動脈以外) はほぼ自立してできるように。動脈は未だ1件のみです。執刀経験が増えるにつれて、助手していた時には気づけなかった細部の大切さを痛感しています。術…
脳死臓器摘出のピットフォール まずドナー全身状態の把握。UNOSのwebsiteを通じて24時間365日、アメリカ全土で随時発生しているドナー患者の病歴、検査データ、画像検査データにアクセスすることが可能。〔このウェブサイトの利用には登録が必要〕 摘出チー…
自分はやりたいことをやっているから低収入でもしょうがない。 やりがいを第一に、お金は二の次。 この考え方は、武士は食わねど高楊枝的な、清貧を守る的な、とても潔い考え方だと思います。別にそういう考え方があってもいいとも思います。 でも、医者がお…
日本人の死生観とはなんだろう? 今朝ニュースを見ながらふとそんな感想を持ってしまった。 Trump to order overhaul of organ transplant and kidney dialysis systems - The Washington Post大統領が直々に透析を減らして移植を増やす施策に言及。コスト的…
肝臓移植医療に携わっていて、とても難しいのが、“今きているオファーを受けるべきか、それとも見送ってさらに条件の良いオファーを待つべきか”という選択です。 待機リストに載っている患者さんにマッチしたドナーが発生した場合、ドナーの状態と待機患者の…
世界の臓器移植に関わるニュースを取り上げていきます。 心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓などの固形臓器移植のドナー不足は日本だけでなく、世界中で問題になっています。そんな中、イギリスで臓器提供に関わる法律が来年春から改正されることになり、議論をよん…
How to increase the organ donation in Japan? ~Learn from a successful case~ In 2018, the number of organ donation in Japan is only “97”. This is not a number of cases in a state, but the number of cases in total of Japan. The population of…
先週、冬のマイアミビーチに滞在していました。インディアナと正反対の青空と青い海、白いビーチ。こんなホテルで四日間も学会を開いてくれるなんてASTSには感謝しなければ。 肝心の学会はASTSのWinter Symposiumという学会でした。セッションの大部分をフェ…
ZOZOTOWN の前澤友作社長のツイートが議論を呼びましたね。 例えば、自分の目の前でおばあちゃんが倒れたら反射的に助けると思う。周りの人にも、手伝ってとか、救急車呼んでとか、協力を求める。何もかもはできなくとも、目の前にできることがあるなら、行…
前回、症例数を集積し経験値を上げることで手術時間が短縮していると書いたのですが、もっと具体的にどんな点が手術時間短縮に寄与しているか考えてみました。 ⓵チームの固定化 肝移植に参加するチームメンバーを原則固定し、メンバー間でノウハウの共有を進…
こちらで研修を始めて驚いたのが手術時間の短さです。 脳死肝移植は肝臓摘出までに約1時間、ドナー肝臓の脈管の吻合に約2時間、計3ー4時間で手術が終了してしまいます。この5ヶ月で約60症例ほど、脳死肝移植を経験しましたが、最短の手術時間は2時間半、最長…
2018年8月から、臨床フェローとして研修を始めて4ヶ月が経過しました。元々移植外科医になることが目標で、臨床留学を目指していたわけですが、新しい家族ができたり、自分のやりたいことを考えたり、現実的な就職、給与のことを考えたり、色々考えると悩み…
外科の高侵襲な手術後の周術期管理において、問題となる合併症の一つに誤嚥性肺炎があります。特に大量の消化管内容液を誤嚥した場合の、化学性肺炎、ARDSが誤嚥直後から大きな問題になります。酸素化が不十分な場合は気管挿管した上で人工呼吸器管理が必要…
www.okome-surgery.com www.okome-surgery.com 肝動脈、Piggyback-門脈ときたので、今日は胆管吻合についてまとめてみます。 肝移植の胆管吻合にはドナー肝臓の総胆管とレシピエントの総胆管を直接つなぐ、胆管-胆管吻合と、ドナー肝臓の総胆管をレシピエン…
今日は肝臓をPut–Inする際の手順についてまとめてみます。 ドナーの肝臓をレシピエントの体内に入れ、下大静脈、門脈を吻合して肝臓への血流を再開させます。この間の時間は温疎血時間になり、組織障害が進んでReperfusion syndrome, Primary non-function, …
twitterにこんなご意見を頂いたので、これを機に当地の手術手技や肝移植手術の手順についてまとめてみることにしました。あくまでも当地でのお作法ですので、形成外科や血管外科の専門家の先生や他施設の先生からみると?な点も多いかもしれません。僕も最初…
勤務開始した忙しさにかまけて、すっかり2カ月以上放置してしまいました。なかなかまとまった時間をとることができないので、日記みたいな形で細々と更新していこうと思います。 さて、留学生活もはや2カ月。主な仕事場はICUと手術室です。ICUでは肝移植直…
やっとインディアナ州の医師免許(といってもトレーニング用の一時的な許可 Postgraduate-permit) がおり、明日から正式にフェローシップを開始できることになりました。 回診のプレゼンにめちゃくちゃ緊張するなんて研修医以来の出来事に、不安を隠せません…
勤務開始まであと3日 土日は回診に同行してオーダリング、指示だし、(ていうかそれ以前に英会話)を見て聞いて覚えてます。 先日書いたCerner(電子カルテ)の使い勝手ですが、最初はとても項目の数が多くてなんじゃこりゃ状態でしたが、実際使う項目は5-6…
やっと病院での勤務が少しずつ始まりました。 今朝までは楽しみ半分、不安半分。 初めに電子カルテのオリエンテーション。 Cernerという電子カルテシステムを使っています。 日本でも電子カルテは使っていましたが。。。 アメリカの電子カルテ半端ないっす… …
全然関係ないけど、徒然草ってEssays in Idleness って訳すんですね。ちょっとかっこいいですね。 今日は外食と自炊とおやつの記録を。アメリカはよく外食不毛の地って言われるんですけど、ステーキハウスとかバーガーにいけば、それなりに美味しいものが食…
〜徒然日記〜 今日はSSNの申請に行きました。 まず大学のオフィスに行き、J−1ビザで米国に到着したことを確認する手続きをしてもらいます(validation)。この時、I-94という、自分がビザで米国に入国したことを証明する書類を貰います。 validation が済んで…
さて、今日から再びアメリカ生活再開です。 日常生活の気づき、失敗談などはこちらにまとめていきますね。 さて、第一日目は朝の筋トレから始めました。実は、当マンション、1階にマシンジム、地下1階にクロスフィットボックスが併設されておりまして、体…
ようやくJ1ビザが届きました。 先週東京の米国大使館で面接を受けて、ほぼ予定通りの1週間でビザが発行され、パスポートが手元に郵送されてきました。 これでようやく米国での口座開設、医師免許申請ができます。 J1の大使館面接はかなり先まで予約が埋まっ…
今回は渡米してから意識している英語練習法がテーマです。 こちらに来て1週間が経ちますが、やはり日常のちょっとした会話ですら不自由を感じます。今意識しているのは、いつでもどこでも誰とでも会話してみること。 例えば、 朝の散歩中、たまたますれちが…
まだ医学生で、臨床留学にぼんやり憧れていた頃、一番の心配は英文の推薦状をいつ、どこで、頂くかでした。米国の研修医、フェローのポジションに応募する際には、英文の推薦状が3通必要になります。3通の内、1通は自分が所属している部門の長に書いてもらう…
旅のちょっとしたtips ということで、 インディアナ在住の方に教えていただいた情報をシェアします。 日本からインディアナポリスへ来る際には乗り継ぎが必要となります。 最短コースだと、 成田 → シカゴ → インディアナポリス という乗り換えになります。 …
サラハやTwitterのDMで英語の勉強法について聞かれるので、自分の方法をシェア 日本育ちの医学生がどう英語を勉強すればUSMLEや海外留学の対策ができるのか。ベースの英語力で参考になるのは大学のTOEIC位ですが、大学1年生の時に受けたもので820点くらい…