米国臨床留学日記: 腹部移植外科

2018年から米国中西部に臨床留学中。留学日記を中心に、関心のある医療トピック(移植外科、癌、肥満外科、予防医学) 趣味の筋トレ、ダイエット、書評、 中心に情報発信していくブログです。

臨床留学

フェローの就活: 信用貯金とコネと運

(1)就活を終えた感想 フェローシップと就活を終え、就活にあたって何が大切かと聞かれたら… ①信用の貯金を貯める ②コネクションを作る ③運が向いてくるのを待つ ことかなと。 (2)フェローの就活 2018年8月から米国のインディアナ大学で移植外科のことはフェ…

自分のために、未来のために やりがいとお金を両立するべきだと思う理由

自分はやりたいことをやっているから低収入でもしょうがない。 やりがいを第一に、お金は二の次。 この考え方は、武士は食わねど高楊枝的な、清貧を守る的な、とても潔い考え方だと思います。別にそういう考え方があってもいいとも思います。 でも、医者がお…

英語の勉強の仕方:Skype英会話:質より量:モチベーション維持の仕方

サラハやTwitterのDMで英語の勉強法について聞かれるので、自分の方法をシェア 日本育ちの医学生がどう英語を勉強すればUSMLEや海外留学の対策ができるのか。ベースの英語力で参考になるのは大学のTOEIC位ですが、大学1年生の時に受けたもので820点くらい…

インディアナポリスで新生活開始:海外留学:生活準備編:アパート契約:中古車購入:携帯電話契約

今週早々にインディアナポリスに到着し、新生活の準備を開始しました。 到着してからのTo Do List としては ネットで契約していたアパートへの入居 銀行口座の開設 米国で使える携帯電話の契約 中古車の購入 各種保険(renters insurance, car insurance)の…

留学準備編:J1ビザ:大使館での面接予約:DS−2019, DS−160,

アメリカ臨床留学への道 作者: 佐藤隆美,中川伸生 出版社/メーカー: 南山堂 発売日: 2014/03 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ついに、、、やっと、、、DS−2019が発行されました。 TPLから留学先オフィスにDS−2019が到着したため、PDFで送って…

臨床留学:J1ビザ:政府証明書をめぐるあれこれ

さて、いつになったら渡米できるのやら問題。 当初はH -1Bビザでの渡航を留学先から許可されておりました。 ところが… Trumpさん就任により今まで利用できていたpremium process(お金を払ってビザ手続き期間を短縮する方法)が停止され、それを認識していなか…

医師が外国で生き残るということ

Twitterにも書きましたが、この二日間、日本に留学されている先生のアテンドをしていて、色々面白い話をして頂いたので、感じたことを書きます。 その先生(P先生ということにします)は東南アジアの出身で、自国の医学部をでて外科医としてのキャリアをスタ…

フリーランス医師になってみた!

タイトルだけ見ると誤解を招きそうなのですが、 私は現在お米の国(仮)の医局に所属しております。 7月から海外留学することもあり、この春から研究日と土日を使って大手の医師派遣会社を利用してアルバイト勤務を行っております。 留学準備で大変だろうか…

J1ビザの政府証明書の続き

先日、J1ビザの政府証明書は、これまで以下のすみ分けがされていたことを書きました。 大学勤務医→文部科学省から発行 市中病院勤務医→厚生労働省から発行 で、少なくとも2016年度のJ1ビザの申請はこれでやっていたようです。 2017年度は大学からの申請者が…

Uptodateの購入から考えた、お金とキャリアの話。

昨日Uptodate の個人購読手続きをしました。 Uptodateは学生時代からちょっとした調べ物に使っていたのですが、研修病院や大学病院など、勤務先がUptodateと契約していて、勤務先のPC端末で使うことがほとんどでした。 www.uptodate.com 今年になって、色ん…

英文メール、履歴書、推薦状の書き方

医学生、若手医師が留学、インターンに応募する際の障壁の一つに英文の推薦状、履歴書があります。 帰国子女や長期留学経験がある方でなければ、まずどこから手をつければわからず途方に暮れてしまうのではないでしょうか。 私もこうした英文の書類の容易に…

Courseraが最強の英語学習ツールだと思う

Courseraというwebsiteをご存知ですか? www.coursera.org Courseraはスタンフォード大学の教授陣が中心になって作成したMOOCs(Massive Open Online Course)と呼ばれる大規模なオンライン公開授業です。ネット環境さえあれば、世界中の有名大学や教育機関…

外科医が本気でレーシック&IOLを検討した結果…

《Introduction》 皆さんは普段裸眼で生活していますか? 眼鏡もしくはコンタクトで生活していますか? 私は軽度の近視と乱視があり、今までソフトコンタクトレンズと眼鏡を併用していました。 ソフトコンタクトは毎月定額で定期的にレンズを送付してもらう…

移植外科臨床フェローになるまで

(応募編) 移植外科の臨床フェローはアメリカ移植外科学会(ASTS)、NRMPのサイトを通してフェローを募集しているプログラムを探すところから始まります。プログラムによって募集人数は異なりますが、一つのプログラムにつき毎年1-3人のフェローを採用していま…

J1ビザ: 政府証明書

J-1ビザ取得の際に1番面倒な手続きは政府証明書の取得だと思います。 ようするに、米国で研修してこの人は日本にもどって日本の医療に貢献しますよということの証明になります。 で、この書類発行までに非常に時間がかかるので、J1ビザでの渡米が決まった場…

臨床留学:ビザにまつわるあれこれ

米国臨床留学で特に問題になるのがVISAの問題。 日本人臨床医が留学する際に取得するのはH−1B、もしくはJ−1 というVISAになります。 最大の違いは 税金、スポンサーの有無、帰国義務の有無 でしょうか。 トランプ政権になった影響なのか、これまで可能だった…

フェローシップ面接旅行 その⒉

今回はデトロイトとインディアナに面接旅行に行ってきます。 デトロイトはHenry-Ford Hospital, インディアナはIndiana University Medical Centerでの面接です。 デトロイトは全米で最も治安が悪い都市の一つで、街の廃墟ツアーが観光客に人気なんだとか。 …